1億円を貯めるには
①世界基準で見たミリオネア
日本の場合「富裕層」とは、野村総合研究所が使う「1億円以上の金融資産を持つ世帯」(超富裕層は5億円以上)であり、超富裕層と併せて全世帯の約2.9%となっています。
世界基準と言われている、クレディ・スイス社の「グローバル・ウェルス・レポート」によれば、「富裕層」は、ミリオネアと言われる「100万米ドル(約1億5,000万円)以上の資産を有する個人」、「超富裕層」は、「5,000万米ドル(約75億円以上)」と定義しています。
2022年の報告書によれば、日本人の富裕層(ミリオネア)は、336万6,000人であり、日本の成人(1億460万人)の、約3.2%がミリオネアとなります。 また、超富裕層(約75億円超)の日本人は、4,870人の約0.005%となり、こちらはぐっと少なくなります。ちなみに、アメリカの超富裕層は、141,140人との事です。
日本で言う「富裕層」と世界基準の「富裕層(ミリオネア)」とでは、為替の関係で金額に開きがありますが、どちらも約3%であり、また1億円と100万ドル、どちらもキリの良い数字である事から、日本人が1億円を目標とするのは、適していると思います。
②1億円を貯める
これは、1億以上を保有している個人投資家の多くが言う事ですが、「1億円の壁は、最初の1,000万円を貯める事」です。では、その壁を破るため、1,000万円を貯めるにはどうすべきかと言うと、「お金は君を見ている」の著者「キム・スンホ」は、1,000万円を貯めるコツは、「クレジットカードにハサミを入れて捨てる事」と言っています。
キャッシュレスの時代において、そこまでする必要があるのかどうかは別として、言わんとする事はよく分かります。現金とデビットカードだけを使い、現在の所持金で生活をする習慣を身につける事が重要だと言う事です。
そして1,000万円を貯めるためには、まず10分の1の100万円を貯める事です。しかし管理人にも経験がありますが、子育て世代の若い世帯には、この100万円はとても厳しいです。しかし、何年かかっても、100万円を貯める事です。この100万円が貯まれば、次の100万円は、最初の100万円より早く貯まります。これの繰り返しで1,000万円を貯めるのです。
③投資する
投資資金が100万円を超えれば、投資をします。このブログで何度も書いていますが、管理人は投資信託には良い思いがなく、同僚・後輩にもあまり勧めませんが、資産がプラスになった事には間違いはありません。
最初は、なかなか資産は増えないと思いますし、マイナスになる事があるかも知れません。しかし、長期保有を心がけていれば、仮にコロナ級の経済的ショックが襲ってきても、手放さなければ大丈夫です。
ただ、間違ってもキャピタルゲインを狙ってはいけません、東証プライム市場の、出来れば日経225の優良株で、インカムゲイン狙いに徹する事です。早く資産を増やそうと思えば、早く失うと思って下さい。
あと、ネットの情報に惑わされてはいけません。特に、既に億を超える資産がある人の手法を真似たり、特にファイナンシャル・プランナーの記事を鵜呑みにしてはいけません。資産が無い人が、資産がある人の真似をしても失敗しますし、多くのファイナンシャル・プランナーは、大した投資経験は持っておらず、投資結果にも責任は負いません。
銘柄選びに失敗さえしなければ、必ず資産は増えます。