落ちるナイフ、つかみますか?

配当金生活
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落ちてくるナイフは、急いでつかまない

「落ちてくるナイフはつかむな」と聞いた事がありますが、どう言う意味ですか?

 相場の格言で、急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもので、魅力的な銘柄でも、ナイフが床に落ちてから(底を打ったのを確認してから)投資すべきという意味です。
 落ちてくるナイフをつかむと、うまく柄をつかめないで、刃をつかみケガをします。ナイフが床に落ちてからつかめば、安全と言う事です。

 確かにその通りだと思いますが、ナイフが床に落ちたのを、つまり株価が底をつけたのを、どうやって確認すれば良いのですか? 

 いい質問ですね。株価は、「上げ百日、下げ三日」と言われるほど、下落相場は速いのが普通で、しかも、底を打ったと思ったら、二番底、三番底が訪れる事もあります。いつ底を打ったのかは、誰も分からないですね。
 しかし、二番底や三番底を警戒していたら、急上昇する場合も多々あります。投資の格言は、確かに一理あると思いますが、現実の投資は格言通りにうまくいくわけではありません。

ただ、株価は下落場面では、購入しにくいと思いますが。

 そうですね。株の買い方には、株価が上昇している時に買う「順張り」と、下落している時にあえて買う「逆張り」という手法があります。投資の経験が浅い人は、なかなか「逆張り」はできないと思います。

 ドラゴンさんは、逆張りをしそうなタイプだと思いますが、これまでの経験でどうですか?

 ナイフが落ちている時に買う逆張りが多いです。落ちきって底についた時に買うのが理想ですが、誰にも分かりません。ただ、逆張りで大切な事は、「また上がる」と思えるかどうかです。
 管理人が、プライム市場の銘柄が圧倒的に多く、後輩にも勧める理由は、「プライム市場は成長を続け、今後も右肩上がりになる」と思っているからです。当然、2番底、3番底の経験もあり、なかなか株価が上昇しない銘柄もあります。しかし、長期的に持ち続ける覚悟さえあれば、リスクはあまり無いと思っています。
 落ちてくるナイフは、急いでつかむ必要はありませんが、チャンスだと思って見極める事が大事です。