安全性重視でいいんですか?

投資
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シニアの基本は「安全性重視」?

 シニア投資家の基本は、安全性を重視して、資産を減らさないようにする事が重要だと言われています。
 ドラゴンさんも「安全性重視」ですか? それとも「収益性重視」ですか?

 管理人は、株取引において、あまり「安全性」を考えた事はありません。 投資ですから、当然リスクはありますし、「ハイリスク=ハイリターン」だとは思っていません。 若い人で安全性を重視するのなら、オルカンやS&P500をやれば良いのです。
 ただ、シニアにとっては、株取引で大切な資産を大きく減らす事だけは避けるべきです。

 インフレで物価が上昇し、寿命も延びている事から、今後は「資産形成は現役時代に蓄え、定年後はそれを取り崩す」と言うスタンスでは、人生100年時代に対応できないかも知れません。

 シニアになっても、資産を維持・運用し続ける事が必要だと言う事ですね。

 「株の学校ドットコム」が、60代以上のシニア世代における株式投資の実態を調査したところ、6割以上の人が株歴10年を超え、その内3割の人が株で1000万円以上の資産を保有し、3000万円以上の人も2割を超えていると言う事でした。
 つまり、シニアで株歴10年以上の人は、5人に1人が資産3000万円以上を保有しており、株歴が長いほど、保有資産が多いと言う事でした。

 また「NRI社会情報システム」が、65歳以上のシニアを対象に、金融商品での資産運用について調査したところ、77.1%が「安全性を重視する」と言う結果でした。
 これは、高齢者の資産運用における基本スタンスが、リスク回避にある事を裏付けていると言う事ですね。

 では23%の人は、ドラゴンさんと同じように、収益性を重視したいと考えているのですね。

 実は、現役時代の年収が高い層ほど収益性を重視する結果になっています。これは、失っても生活に大きな影響が出ない「余裕資金」が多い層ほど、より高いリターンを求めてリスクを取る傾向が強まると分析されています。

 理想は、収益性を重視しつつ、安全性も確保したいと言う事でしょうか。 では、シニアはどのようなスタンスで資産運用すれば良いのですか?

 円の価値が低下しているとは言え、年齢が高くなるほど、現金保有の割合を増やす事が良いと思います。 目安は夫婦が100歳になるまで、ゆとりある生活が維持出来るよう、株式の資産を減らし、現金の比率を高めていく事です。
 保有株式も減らさず、現金を増やしたい人には、実際に管理人が実践していますが、「配当金を再投資せず、現金化する」と言う方法です。そして保有銘柄は、年齢と共に徐々に利確して、銘柄数や株数を減らしていくのです。
 この方法は、配当金の額や生活スタイルにより違いがありますが、配当金の大半を生活費に充てている人には厳しいかも知れません。
 しかし、元気なうちに家族と楽しみながら、リッチな気分を味わって貰いたいと思います。