「思い出の配当」を増やす

配当金生活
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「思い出の配当」は資産額と関係ない

人生の最後に残るのは思い出」と言われます。ドラゴンさんは、よく家族で旅行に行くみたいですけど、それは「思いで作り」という事ですか?

 過去の経験が、後から繰り返し幸福感を与えてくれる事を「思い出の配当」と言います。 お金を貯める事だけでなく、若い頃の旅行や友人との思い出など、経験にお金を使うことで得られる「配当」であり、人生を豊かにする原資だと言われています。 

 そう言えば、学生時代に体験した旅行の思い出は、今でも幸せな気持ちに浸らせてくれます。
 しかし、若い時の体験が大事な事は分かりますが、将来へ備えた貯蓄の事を考えると、なかなか旅行などには行けませんね。

 「思い出の配当」を得るためには、貯蓄だけでなく「今しかできない事」に時間とお金を使うことが大切ですね。
 残念ながら「経験を楽しむ能力」は、加齢とともに減ってきます。ですから、若いうちの経験に、お金と時間をかけたほうが良いのです。

 資産形成をしている若い人の中には、「老後の生活のため」と言って節約し、コツコツと投資信託に積み立てている人がいます。
 確かに資産形成はとても重要ですが、「今を我慢すれば、将来幸せになれる」と言う考えでは、将来も幸せにはなれないと思います。

お金は、貯蓄と体験のバランスが難しいですね。

 貯蓄も大切ですが、もっと大切な事は「今を幸せにする」と言う感覚を持つ事だと思います。
 「思い出の配当」は、保有する金融資産額と関係ありません。リスク資産が1億円あっても、節約第一で、楽しみの無い生活を過ごしてきた人より、保有資産が少なくても、色々な体験を積んできた人の方が、老後も豊かな生活が送れると思います。